こんなお悩みありませんか?
他にどんなことが大変なんだろう?自分に合うのか知りたい!」
この記事は、そんなお悩みを解決する内容になっています!
筆者は元アパレル店員でした!
4年半、都内の5店舗で働いて実感した、リアルな内容をまとめています。
アパレル業界を検討中の方は、参考になると思います。
アパレル店員の大変なこと【10選】
①給料が一般平均に比べ低い
一番はこれですね。知り合いのアパレル関係の人は、ほとんどがこれが理由で辞めています。
初任給はもちろん、昇級金額も非常に少ないです。
私の場合は以下の通り。
4年で3万円しか上がっていない・・・涙(もちろん企業によりますが。)
ちなみに、私の友人(現在30歳)は、有名なアパレル企業に勤めていますが、残業代が無いと給料は新卒とほぼ同じような金額だそうです。
②1日10回は人から「無視」される
自分もそうですが、お客さんの70%は「店員が苦手」です。(実体験からの体感数値)
話しかけると、無視されるか嫌な顔をされるので、自分のメンタルコントロールが大変です。
販売未経験の人は、最初心が折れやすいので注意⚠️
③個人売りのノルマがある
「ノルマ」についてはよく聞きますよね。
これは筆者も一番悩まされた問題です。
「ノルマを達成しなきゃ」「売らなきゃ」と休みの日も頭から離れません。
ノルマを達成できないと、自腹を切ることもあります。
ちなみに、私が働いていた店の店長は、その日の予算が足らず自分で10万円のバッグを買っていました。(それを見て、私は「絶対転職しよう」と確信)
④体が休まらない
シフト制で基本的に2連休が少ないため、体の疲れが取れにくいです。
さらに、休みが1日だけだと、つい前日に夜更かしして、翌日昼過ぎに起床して出かけるのは夕方から・・なんてこともよくありました。
せっかくの休みが勿体無い><
⑤体への負担が大きい
腰や足が痛くなることが頻発します。
理由は次の2点
このせいで、徐々に骨格が歪んでしまい、他の箇所の痛くなる可能性もあります。(私は整体師に注意された経験があり、フラットシューズをなるべく履くようにしました。)
⑥欲しくない商品も買う必要がある
在庫がたくさんある商品や、ノルマが達成しない時に自分で商品を買うことがあります。
私の店では、多い時で月2〜3回ありました。
強要ではないのですが、暗黙の了解ってやつですね・・。
特に、自分の売り上げが低いせいでお店の予算が達成しない場合は、申し訳なくなり買わざるを得ません。
時にはあまり好きじゃない商品を、しょうがなく買うことも。。
また、少ないボーナスは、ほとんど商品購入費に消えて行きました。
⑦人間関係がこじれやすい
お客さんが購入した際に、誰の売り上げか同僚同士で揉めることが多々あります。(1人のお客さんに2人で接客した場合など)
みんな、個人売りのノルマがかかっていますからね。
さらに、アパレル業界は高卒でも入社できる会社が多く、間口が広いためか、コミュニケーションスキルが未熟な人が同僚に多かったです。
具体的には、自己中心的、感情の起伏が激しくてすぐに声を荒げる などです。
そのためコミュニケーションの食い違いが起きやすく、ストレスの元となりやすいでしょう。
私はそんな時、ネットの記事や本に頼り、自分の教養を養うことで乗り越えてきました。
支えてくれたのは、以下の2つです。
「嫌われる勇気」は、心を楽にしてくれて、「人たらしのブラック心理術」は、具体的な「苦手な人」との付き合い方が紹介されています。
これを読んでいる方で、既に人間関係に悩んでいる方は、読んでみると視界が広がるのでおすすめです。
⑧自由度が低い
自由なイメージのアパレル店員ですが、実は制限が色々あります。
具体的には以下の通りです。
例えば、真夏の8月には秋物の販売が始まっているため、夏物は店頭では着れません。(夏物は売り切れていることも多いため)。
ちなみに私は、夏休みに海で日焼けして店頭に立ったら、店長に怒られたこともありました。(秋服と合わないため)
⑨休みの日も心が落ち着かない
お店は通常通り営業しているため、店側が確認したいことがあると、休みの日も容赦なく連絡が来ます。
プライベートケータイに職場から電話が来るので、リフレッシュも台無しに・・・。
⑩常に身だしなみを常に整っている必要がある
これは「当たり前でしょ!」って思う方もいると思いますが、結構負荷に感じます。
自分のためではなく、他人の目(しかも好きでも無い人たち)を気にしてやることが前提だからです。
ネイルがハゲていたり、ムダ毛の処理漏れ、髪色がプリンはNG。
ランチは、にんにくや焼肉など、ニオイがつくものは避ける必要あります。
アパレル店員が向いていない人
スキルを身につけて、キャリアアップしたい人
アパレル店員はキャリアップとは遠い職業です。
なぜなら、キャリアアップの代表例である「店長」や「エリアマネージャー」は、かなりの狭き門。
仮に、その領域に行けたとしても、一部のハイブランドを除き、昇級の金額幅はあまり期待できません。
本社に異動するのも一つの手ですが、希望者が多い会社は、こちらも狭き門。
さらには、アパレルの販売経験で得られる能力は、外の社会で活かせるインパクトとしては非常に弱いです。(転職活動して実感しました)
販売員がいなくても、洋服はインターネットがあれば買えてしまうのです。
人間関係に疲れやすい人
業務中、お客さんはもちろん、同僚とのコミュニケーションも頻発します。
さらに、お店という狭い空間で長時間過ごすため、自分と合わない人と一緒になった際は逃げ場が無くストレスが最高潮に。
休日を誰かと一緒に過ごしたい人
大体が平日休みです。また、アパレルは長期休みが取りづらいため、彼氏や友達と旅行など調整しづらく、「こんなはずじゃなかった・・・」と思う羽目になる確率が高いです。
お金を稼ぎたい人
そもそもの給与が少なく、体力を消耗するため副業もかなり難しいです。(筆者も数回試みましたが、断念。)
アパレル店員が向いている人
大好きなブランドに内定をもらっている
これまであげた大変なことを上回るほど大好きなブランドであれば、商品を安く買えますし、ステータスにもなるので充実した仕事が送れるでしょう。
ファッションセンスが高いと、他人から評価されている
他人というのが重要です。
いわゆるカリスマ店員になる可能性が高い人なので、仕事にもやりがいを感じ、楽しく働けると思います。
また、そういう人は社内でも出世しやすい傾向にあります。
この記事のまとめ
この記事をおさらいしましょう!
- 商品を安く買えるが、欲しくないものまで買う羽目になる。
- QOL(Quality of Life)が低くなりやすい。
- 「本当に好きなブランドに勤められるなら、お金は気にしない!」という人は、アパレル店員に向いている
- アパレルの大変さは、経験者にまずは直接聞いて見よう。
- 「なんとなくアパレル店員」という考え方の人は、一度立ち止まって自分の働き方のニーズに合っているのかよーく考えよう。
ちなみに、アパレルに就職した筆者の友人は、10人中7人が入社4年以内に転職しています。
アパレルから転職を考えている方は、以下の記事が参考になると思います。
いかがでしたでしょうか?
『アパレル店員の大変なこと』と『向いている人・向いていない人』について参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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